八代わかば法律事務所
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日記(h23.10.17~H24.12.3)

2012年12月3日(月)
和解

 最近仕事のことは日記に書かないようにしてきたが,備忘のため,記す。出来れば裁判をせずに紛争,争いを解決したい。それが当事者のためでもあろう。当事者の話合いが裁判よりも長引くこともあるし,弁護士の手間は裁判をしたときよりも多くなり煩雑なこともあるが。もちろん,事案によっては早期に裁判にすべきものもある。ともあれ,当事者で話合いが着かず裁判になったとすると,裁判だから,それなりの理屈で,筋の通った話をすることになる。裁判の大部分は金銭請求が絡むから,裁判を立ち上げた時の理屈で計算をすることになる。筋を通すということだ。そうすると,裁判を起こした方は,その理屈が正しいのかどうかを判断してもらいたいという希望を持っている。でも裁判官は公平な第三者。当事者の熱い思い(代理人の想い?)をドライな目線でぶったぎられる。がんがん割られて争点を収束されて,和解の話になることもしばしば。その和解がまだ納得できるものであればいいが,なかなか呑みづらいものもある。依頼者と代理人が同一の目線になってしまうと,代理人自身が損得(依頼者にとって)のバランスを失ってしまいがち。依頼者に寄り添いつつ,視点は別にしておかなければならない。難しいところだ。ただ,一つ言いたいのは,弁護士自身にどんなに手間が掛かろうとも,そんなことは和解をする理由にはしないということ。あくまで本人にとって和解が有益かどうかであって,依頼者は裁判を進めて欲しいのに弁護士が『手間が掛かる割に金額がたいして上がらなさそう,成果がなさそう』という理由で和解を勧めてはならないということ。

 なお,ハンティングは今期すでに5回目を数える。読んでもらえると幸いです(ここから)。

2012年11月5日(月)
八代みなとフェスティバル

11月3日(土),今期初めての猟にいく。天候に恵まれ,獲物に恵まれ,大変満足であった(記録はここから)。反面,勘が鈍り,体力も落ちていた。体力だけはつけておかないと,生命に関わるな。

日曜は八代外港で開催された八代みなとフェスティバルに行ってきた。10年以上八代に住んで初めて行ったかな。曇りであいにくだったが,結構な人出だった。港湾関係の役所の紹介ブースもあった。海保の他目的支援艦?の「あまくさ」が係留。格好いい。陸上自衛隊の155ミリ槐弾砲,軽機動装甲車,ジープや,空自のパトリオットなども展示されていた。子供連れが群がっていた。しまった,こういうのが見られるのなら毎年来れば良かった。パトリオットって結構小さいな。「あまくさ」は午後2時頃に天草一周の体験航行に出発。寒くなったので帰宅。そのすぐ後には雨が降り出してしまったが,ちょっと居ただけだけど十分満足だった。こういうのにはマメに行くべきだな。

2012年10月31日(水)
狩りのとき

明日,11月1日から狩猟解禁。今年は解禁日が早まった。だとしても仕事がある身故,平日から猟に行けるわけではない。今週の土曜か日曜かに猟初めとなる。前期はかなり効率よく鹿と猪を撃てた。今年も幸運に恵まれるとは限らないが,より安全に,より楽しく。ただなぁ,他のハンターから誤射されるのが一番不安。どんなにこちらが人気のない所に行っても,オレンジのベスト等を着ていても,動く物を反射的に撃つ人間には利き目がない。他のハンターが来そうにない場所になるべく行くようにするしかない。

2012年9月20日(木)
銃実技講習

昨日午後1時から熊本クレー射撃場(富合町)で。銃更新の条件として,数年前から実技講習を定期的に受けて試験に合格しなければならなくなった。午前中仕事をしてから行ったので,遅刻しそうになって焦ったのなんの。銃の分解,安全確認をしながらの組立て,銃の安全な取り扱いなどの講義と実技試験。その後クレー射撃で25発中3発当てなければならない。クレーなんてもう何年も撃っていない(猟しかしていない)ため,当たるかどうか前日から憂鬱だった。試験の前に練習ができるので,ちょっとやったら思いのほか当たったので,これは大丈夫だと本番に臨んだら,力んでしまい,最初ほとんど当たらなかった。クレーはホントそういうもんだ。力まずスイング,引き金を引くときもグッと引かず流れの中で引く。途中3発当たったところで気持ちに余裕が出て,結局,25発中,10発は当たったと思う。しめて2時間程か。午後3時頃に終了しまた事務所へとんぼ返り。銃を所持し続けるというのはかくもめんどくさい。これから3年ごとにやるんだったっけ?大変だ。手間も時間もお金も掛かる。1回12,000円以上払わなければならない。ただでさえ害獣駆除をするハンターが減っているのに。

2012年9月11日(火)
平成24年度 新司法試験合格発表

記事はここ。8387人が受験し,2102人が合格。合格率は25.1%だそうだ。合格率25%?合格者2102人?私にはとても考えられない数字だが,この弁護士業界の現状で,こんなに合格させてどうするんだろう。今ですら弁護士は余っているのに(私が弁護士になった11年前でも,東京や大阪では弁護士が余っていた),今回,どれだけの人が就職浪人になってしまうのだろうか?需要がないのに増やしてしまうとその業界はボロボロになる。競争原理・自由競争がすべてであれば独占禁止法は存在しないのだが。

2012年9月3日(月)
弁護士年収半減

 あるサイトを見て愕然と言うか,納得というか。弁護士の年収は平成23年2月統計から半減し,平成24年2月統計では約660万円となっている(こちら)。高校教師よりも年収が低い。都市部の弁護士と地方の弁護士では年収は違うし,扱う業種によっても年収は変わる。億の年収もいる弁護士は都会にはたくさんいるだろうから,660万円より遙かに下の年収の弁護士も全国には数え切れないくらいいるということだ。少し古いが,平成22年度国税庁統計年報によれば,申告弁護士数約2万6000人のうち,年収70万円以下が5818人とのことだ。4分の1近い?!今年はもっとひどいのではないか。
 先の平成24年2月統計の,弁護士平均年収660万円といっても,弁護士費用の未払い(踏み倒し)も少なくないから,実際に660万円手元に入るわけではない。その中から個人年金を払い,各種保険料などを払うと,一体いくら残るんだろう。それにも増して,弁護士になりたての人なら生活どころか弁護士会費すら払えないのではないか?弁護士会費は年間50万円以上だ(100万円を超える単位会もあるそうだが・・・)。何に使っているか分からないが,もうそろそろ現実を直視し,いろいろと体勢を変えていかなければならないのではないか?やれることはいくらでもあるはずだが。

2012年7月20日(金)
東京03 熊本 夏公演

昨日,7月19日,東京03の熊本公演に行ってきた。前回の熊本公演は2月で,その際「今年中にはもう一度熊本に来ます」とのことだったが,以外に早く実現した。前回も笑ったが,今回はもっと笑った。涙が出てしょうがない。東京03曰く,「熊本の方は暖かい」とのことである。熊本の人は変にスレてもおらず,良い意味で田舎の人達だからなのかもしれない。まあ,東京03の客層が暖かい人達が多いという点もあるだろうが。東京03の人達は私と同年代で,その意味ではかなり親近感がある。これが若すぎたり逆にすごく年上だったりすると少しバイアスがかかる気がするが,同年代だと共感するネタが多くなるし,素直に笑える。女性客がやっぱり多いな。妻は前回公演DVDを買って東京03のメンバー(3人)と握手して喜んでいた。

2012年7月17日(火)
ぎっくり腰

金曜,筋トレ中にぎっくり腰になってしまった。床に置いていたダンベル2個をベンチに座ったまま掴み,そのまま立ち上がろうとしたら,腰がグキッと。思わず床に倒れ込んでしばらく立ち上がれず。それまで17.25㎏でやっていたダンベルのウエイトを10㎏に落としたもんだから,油断してものぐさをしてしまった。慢心は怪我の元。ひどいぎっくり腰ではなかったからまだ良かったが。

2012年7月11日(水)
中国の領海侵犯

中国船が尖閣諸島付近の日本の領海に侵入,日本の抗議に対して在日中国大使「中国の領土」と反論。これ普通なら戦争ものなんだが。軍靴の足音が聞こえる。西の方から。いや大丈夫だ!きっと憲法9条様が助けてくれる。憲法9条様,早く助けて!
冗談はともかく,大津市のいじめはひどい。いじめというか,犯罪行為なのだが。加害者が一番悪いが,高校や教育委員会のやったことは本当にひどすぎる。暗黒大陸のようだ。時間がかかっても良いから出来るだけ多くの真実が明らかになることを望む。

2012年7月5日(木)
戦士の休息

高倉健主演,薬師丸ひろ子デビュー作の1978年角川映画「野生の証明」は,幼き私にトラウマを植え付けた作品。劇場で観たのではなく,あれはたしか,小学生の時に,土曜の昼のテレビ放映で観たと思うが,自分の腕を食べる自衛隊のサバイバル訓練のシーンが,脳裏に刻まれて消えることがない。この「野生の証明」の主題歌が,町田義人さんが歌う「戦士の休息」である。トラウマシーンもさることながら,この歌も衝撃的に良く,記憶から消えることはない。最近はこの曲ばかり聴いている。昨日だったか,ロシアのメドベージェフ首相が国後島を訪問。日本の抗議について「北方領土は一寸たりとも渡さない」「抗議は関心ない」と。そして今日,6月末にロシアの爆撃機4機が空対艦ミサイルを搭載し北海道や東北周辺の領海付近で威嚇飛行を行っていた(自衛隊F15がスクランブル発進)との報道(産経新聞)を聞いて思った。

日本は常に外敵から狙われている(内敵までいる)。
外敵から日本を守っているのは自衛隊である。憲法9条ではない。
自衛隊の皆さん,ありがとう。
2012年6月26日(火)
団藤重光先生

 刑法学者で最高裁判事も務められた,団藤重光先生が25日亡くなったとのこと。私が司法試験の勉強を始めた頃は,刑法の学説は団藤・大塚説が主流であり,結局受かるまで私の取る学説であった。司法試験を受けた大部分の人は,この人の弟子のようなものである。死刑廃止論だけは意見が合わなかったが,それはそれ。多大な功績を残された巨人。ご冥福をお祈りします。

 ところで,「キラキラネーム」なる言葉があるようだ。要するに「読めない名前」だ。名前なんて他人から呼んでもらって,読めてなんぼなのだが,子供を自分のおもちゃとでも勘違いしているのか,その漢字の読み方にない読み方を勝手に作って子供の名前にする。それがなんで「キラキラネーム」と呼ばれるのかも分からんが,変な漢字の連なりを見て不審に思った人が,その読み方を知らされて頭がクラクラ来たときの状況を表現しているのだろうか?ホントに迷惑な話だ。「読めない名前は名前ではない」と思うのだが,いかがか?

2012年6月7日(木)
パワーラック

日頃,いろんなことを考え,思い,どこかにはき出したいという気持ちはあるが,自重している。筋トレでもするか,と思い立ち,いろいろ体幹を鍛えたりして,ふとネットを見ていると,「パワーラック」なるものに目がとまった。いや,パワーラック自体は名前も知っていたし画像も見たことはあったのだが,自分には縁遠いというか,あまり興味を持たなかった。よくよく調べてみると,なんと,前々から「家で出来ればいいなぁ」と考えていた類の筋トレが出来るようではないか。高重量のベンチプレスやバーベルスクワット,デッドリフト(この3つが出来ればとりあえずいいな)に加え,ディップスや懸垂も出来る。ただ,場所を取るなぁ。今の住まいじゃできんな。とりあえずベンチと,20㎏のダンベル2つでもあればいいんだが。今あるのは10㎏のダンベル1つだからな。もう15年前の物か。もっと重い物が欲しいなぁ。

2012年5月7日(月)
連休後半

連休には里帰り,行楽というイメージがあるが,この大型連休後半,どちらにも行かなかった。強いて言えば,ジャスコとゆめタウンに短時間行った位か。レンタルでDVDは何本か観たな。何もしないのが一番の贅沢。渋滞にあったり,人混みの中で長時間行列したり,テレビニュースで都会の光景を見る度に,こちらまでげんなりする。特にお父さんには同情してしまう。

2012年4月29日(日)
佐賀射撃場

佐賀射撃場で知人と合流し,スラッグ射撃。50メートルと100メートルの標的を撃つ。最初はベンチ射撃,その後は立射や立て膝での射撃。なんというか,スコープの照準が少しずれていたみたい。なかなかちゃんと修正できずに弾切れ。右あごと右鎖骨付近がアザになり,首に軽いむち打ち症状が出た。

2012年4月16日(月)
映画「ハング・オーバー」
アメリカ映画で「ハング・オーバー」という映画がある。アメリカには独身最後の羽目外しパーティー(バチェラー・パーティー)をするという文化があるようだが,その羽目外しの度が過ぎて,参加した男どもの記憶が飛び,結婚式に間に合わない事態になるという,プロットだけではなんだか凡庸な話なのだが,とにかく,話がぶっ飛んでいて,えぐい,お下劣なストーリー。私は好きだ。第1作目はラスベガスに行く話だったが,2作目はタイでの結婚式の話。女性には向かないが,男が観る分には最高に笑える。今調べたら,1作目はゴールデングローブ賞の作品賞を取っているみたいだ。なんてこった。
2012年4月2日(月)
映画「シャーロック・ホームズ シャドウゲーム」

土曜にイオンモール宇城で観てきた。レイトショーだからか,観客は8人ほどしかいない。映画も廃れてしまったな。家庭用大画面テレビがこうも安く買えて,レンタルビデオも安いとなれば,わざわざ映画館に行って高い金を出して観るなんてバカらしいと思う人も多いのかもしれない。映画館の料金が1,800円だとして,レンタルビデオの新作料金が300円だとすれば,6倍もの差だからなぁ。バカらしいとまでは思わなくても,これと決めた映画しか劇場で観なくなるのは頷ける。私も,本当は映画館で観たいのだが,観たいと思う作品が本当に少ない。シャーロック・ホームズ シャドウゲームは,映画館で観ようと思っていた数少ない映画だ。前作も映画館で観たし。で,この映画の感想としては,『少々詰め込みすぎで,かつ話が分かりにくくて,観る人を選ぶかなぁ』といった感じだ。少しとぼけているとドンドン置いて行かれて今何をやっているのか,こいつは誰なのかが分からなくなってしまうかもしれない。この映画の持ち味はスピード感だから,じっくり重厚に人物を描写できないのは分かる。しかし,ドンドン進んでいったが故に,モリアーティ教授の恐ろしさ・狡猾さ・野望があまり描けなかったのではないか?スピード感は見事だったが,そうであればこそ,一般的な観衆の理解度を考慮して,もう少しプロットを分かりやすくした方が良かったろう。まあ,なんだかんだで私は楽しめた。というか,私は,映画館で観ればどんな映画も大体楽しめる。そういえば,テレビ予告だとなんだかショボイ「バトルシップ」も,映画館での予告を観ると,大迫力で『観たい』と思わせる出来だった。ビデオレンタルもいいが,劇場で観た方がいい・劇場で観ないと魅力が半減する作品も少なからずある。これからも良さそうな映画があれば劇場で観たいが・・・,そうは言っても,「ジョン・カーター」ってあんた,いくら舞台を火星から違う星にしたことで「火星のプリンセス」という題名が使えなくなったからといって,主人公の名前を題名にして・・・。興行収益が赤字の世界記録を更新との噂だが・・・。

2012年4月2日(月)
デッド・ゼロ

スティーブン・ハンターの最新作。元スナイパーのボブ・リー・スワガーシリーズ。昨年末に発行されていたのをついこのあいだまで知らず,たまたま書店に行ったら1部だけあったので速攻買った。やはり面白い。あらすじは・・・・「アフガンでの狙撃任務を帯びた海兵隊スナイパーが待ち伏せ攻撃に遭い死亡したかと見られていたが,最近どこかに生きておりターゲットを未だ追い続けていると交信が入る。しかしターゲットは現在はアメリカにとって死なれては困る存在となっており,スナイパーを阻止すべく,スワガーがFBI・CIAに請われて・・・が,物語は意外な展開を見せて・・・」といったものだが,スワガーは60歳代に入っているため,スワガー自身が以前のようなアクションを見せることはない。その点は少々残念だがなぁ。まあ,このシリーズはどうあっても最後まで読み続けることになるだろう。

2012年3月9日(金)
いろいろ

国産某エコカーの運転マナーが悪いことはこれまでも散々実体験に基づき日記に書いてきたが,それを裏付ける研究結果が思わぬ所から出てきた。ところはアメリカ,カルフォルニア大学バークレー校心理学者らの研究で,雑誌「サイエンス」に発表されたそうだ。実験(横断歩道で歩行者がいる場合に停止するかどうか)では,その某エコカーは3割は止まらないそうで,各車(高級車含む)の中で一番割合が高かったそうだ。それでも7割は守っているのだから,あくまで比率の問題だが,車のイメージが悪くなるのは仕方がない。大衆車よりも,高級車に乗る人間がよりマナーが悪いそうだ。
それと,「
ただより高いものはない」ということわざは今でも立派に通用するようだ。フェイスブックやグーグルなどの利用で個人情報が取られて広告主に使われ,その人に適した(買いそうな)広告がダイレクトに届く。これらの会社の顧客は広告主だから,ある意味当然の使われ方ではある。マスコミで一時大々的にフェイスブックが報道され,「こんないいものを利用しないなんて損だ」という風潮だった様な気がするが,これはフェイスブックの広告主の意向でのPRと考えれば納得がいく(真実は知らんが)。スカイプや,韓国発の無料通話ソフト「LINE」なども,どこにどういう落とし穴があるか分からない(ネットを探せばいくらでもセキュリティ上の問題点を指摘するサイトがある)。タダだからといって飛びつくと,それによって利益を得る他者がどこかにいるかもしれないね。私は使わんけど。利用する人はちゃんと分かった上で利用して欲しい。

2012年3月1日(木)
本当に困る

日本弁護士連合会,いわゆる日弁連は,時たま声明を出したり,政府に要望書を渡したりする。これが大体の場合,私の考えと異なる。最近野田首相や小川法相に提出したとされる「死刑執行停止」の要望書のことをニュースで知って,さすがに一言断っておかなければと思って書いてみる。私は死刑制度に賛成であり,死刑廃止には与しないし,ましてや,今回の日弁連要望書のように,「死刑制度に対する議論が尽くされるまでは死刑執行を停止すべき」という,『法に規定してあることをあえてやるな』なんて要望を,いやしくも法律家が行うことには断じて反対である。いや,別に,死刑制度に反対する意見を封殺するつもりはない。言論の自由である。思想良心の自由である。死刑反対論者には大いに主張してもらって結構。ただ,これを,日弁連が行うことに問題がある。まるで日本の弁護士すべてが死刑に反対であるかのような印象を持たれてしまう。日弁連がこういう重要な声明や要望をする時に,所属の弁護士(強制加入だから日本の弁護士すべて)に意見聴取をすることはなく,投票にかけることもない。勝手に決めて勝手に声明等を出す。これは私のような死刑存続の意見がある者の権利を侵害しないのであろうか。だいたい,日弁連は,他にもっと重要なことで声明や要望をすべき場合があるのに,その時はダンマリを決め込む。そして,死刑制度など,弁護士でも意見が分かれるような場合には余計なことをする。日弁連の要望ではなく,たとえば「日弁連執行部」の要望であればまだ違うかもしれないが。「あくまで日弁連の執行部の意見です。一部の意見です。」だったら勝手になんでも言ってくださいと思えるのだが。

2012年2月9日(木)
トイレに行かせて下さい

私はトイレが近い。特に冬は冷えるので益々近い。おまけに,今日は少々体調が悪く栄養ドリンクを飲んでいたのも悪かったかもしれない。裁判が始まる15分前にはトイレに行ったのに,始まってすぐ危険を察知した。我慢を続けたが,悪魔は着実に忍び寄り私を弱らせて,10分経過であえなく降参。裁判官に「トイレに行かせて下さい。」と恥を忍んでお願いした。もちろん許可してもらい,その後は何事もなかったかのように進行。トイレが近いのは学生の頃からで,いつも肝心なときに私を悩ませる。あまりに多すぎて,今や開き直りの方が大きく,恥ずかしい気持ちはあまりない。でも,最近は記憶にないくらい無かったのに。これからも気を抜かないようにしないと。

2012年2月1日(水)
東京03

先日,東京03の熊本公演に行った。東京03とは,練りに練った奥行きのあるシチュエーションコメディを得意とする3人組。多分今一番好きなお笑い芸人かもしれない。3人は生でもそのままだった。笑いすぎて体が途中からきつくなってきた。これでもかこれでもかと畳みかけてくるので,大変だった。途中アクシデントもあり,これがライブの醍醐味だなと。DVDで観るより生の方がやっぱりいいな。出した料金分は十分元が取れたな。たまにはこういうのを観に行くのもいい。年内にまた来るらしいから,楽しみだ。

2012年1月16日(月)
テキサス親父

あまり知っている人は居ないかも知れないが,テキサス州在住のトニー・マラーノという人が,Youtube上で日本の擁護(というより,日本を不当に貶める近隣諸国の工作を非難)している。「プロパガンダ・バスター」という名前で。この人のサイトで,日本に住む外国人が,日本のいいところとして挙げていることの一つに「訴訟好きでないところ」があるとのこと(トニー氏の日本事務局のブログの1月15日分)。大いに同感だ。私の性格が穏やかかはさておき,何でもかんでも争って裁判沙汰にすることは,日本人の美徳から少々はずれていると思う。私でさえ,裁判沙汰など出来ればしないにこしたことはないと思うし,相談者や依頼者に,仮に法的にはこちらに分があって裁判すれば最終的には勝訴出来そうだとしても,裁判をたきつけることはしないし,「●●だけど,○○とか考えれば,どうするか少し検討された方がいいんじゃないですか?」とか,出来る限り客観的なアドバイスをするよう務めている。金銭面,執行可能性,使うエネルギーや時間,訴訟沙汰になった後の不都合等,法的なこと以外でも考慮すべき事はたくさんある。正しいからといってむやみやたらに裁判を起こすのは考え物だ。いろいろな考慮で裁判を諦めることがあっても,おかしくはないと思う。弁護士の業務改革,弁護士の収入を確保するために,いろいろな議論が各地で行われているが,仕事欲しさに訴訟等の弁護士への依頼を焚きつける,事件を作ることだけは,絶対にやってはいけない。弁護士の地位が下がるだけだ。弁護士としての誇りを持ってもらいたい。いい意味での「武士は食わねど高楊枝」の精神は必要。士だからね。

2012年1月5日(木)
明けましておめでとう

 新しい年を迎えたが膝はまだ治らず。足の怪我をすると,「これ以上治らなかったらどうしよう」という不安を抱く。正月休みは,膝のせいもあるが,朝が起きられずに猟には行かず。代わりに何をしたかと言えばただ座っていただけ。これまで全然見なかった駅伝も見るようになったのは,歳のせいかな。本当に何もない正月だった。ただ,体調を崩すことがほとんど無くなったのはいいことだ。今年は,オンオフのメリハリをつけて,家族ともに心身が健康で,仕事を通じて自分も生き,社会にも貢献できればそれで十分。あ,もう一つ。今年こそ民主党政権が倒れることを願って。

2011年12月28日(水)
武富士会社更生が・・・

当事務所は今日が仕事納め。事務所の掃除をしつつ,打合せや遠方への接見などもしなければならない。弁護士になってから,安らかな気持ちで年を越したことはほとんど無いが,せめて年末年始くらいはすこしリフレッシュしようか。
それはともかく,今日のネット記事で,武富士の会社更生計画の実現が危ぶまれているようだ。会社更生手続きで,弁護士らの反対にもかかわらず認可された更生計画で,お金を出す予定だったスポンサー(韓国の消費者金融会社)が撤退することになったようだ。このスポンサーの支払能力が危ぶまれる記事は前にも出ていたが,今回は正式に撤退にまで至った。もともとこの更生計画は管財人が作成したもので,もっと債権側に条件の良い計画はいくつも出されていたのに裁判所は門前払いしていた。それに,この管財人が武富士の会社更生申立の代理人でもあったというのも変な話だ。それもこれも,反対の意見があったのに決定したのは裁判所。裁判所よ,もっとしっかりしろ。この武富士の会社更生については,始まったときからいろいろな問題があり,裁判所への信頼が揺るいでいた。今後どうなるんだろうね。でも裁判所は責任をとらないしね。

2011年12月20日(火)
いろいろ

いろいろ言いたいことがあり過ぎて困る。今年12月に登録する予定だった弁護士志望予定者(?)の2割,なんと400人もの人間が弁護士登録していないとか,その原因の,弁護士が余っていて仕事がないとか就職できないとか,司法試験合格者数を減らすの減らさないのとか,弁護士費用が●●●だとか,日弁連が●●●だとか,法的ニーズはまだ眠っているはずだとか,掘り起こしの努力が足りないとか,営業努力が足りないとか,いわゆる「慰安婦問題」で●●●とか,未だに膝が治らず少しびっこを引いてるとか,年の瀬で車を運転していると危ない運転の車が多くて運転したくないとか,最近のテレビは終わっているとか,相変わらず「TVタックル」を見るといろんな人が1度に喋って何言ってるか分からんし,誰かが話している途中に変な誘導をしたり話をぶった切ったりする司会者にイライラしたりとか,いろいろ。一つ一つ日記に書いている暇はないが,とにかく,「司法制度改革,特にロースクール・新司法試験制度は見事に失敗した」「弁護士は誰もがその失敗を予測し警鐘を鳴らしていたが誰も聞く耳を持たなかった」とだけは記しておこう。

2011年12月14日(水)
冠婚葬祭互助会積立て

京都地裁の消費者団体訴訟判決が13日に言い渡されたようだ。「セレマ」という京都の会社相手に,互助契約の積立てを解約する際の多額の手数料を徴収する条項が消費者契約法に違反するかどうかが争われた。判決では条項の差止め等が認められた。差止め等が認められた条項は,社団法人全日本冠婚葬祭互助協会(東京)の標準約款に基づいているとのことで,このまま確定させると影響は大きい。そうそう引き下がれないはずで,長引きそうだ。葬祭費用も最近は価格競争が激しく,既存の大手がこれまでみたいな高額な料金設定を維持すると,よその会社に客を取られるのではないか?八代でもそういう状況だ。こじんまりと家族葬でもいいし,そうでなくても安いところはある。冠婚葬祭で,「めでたい場だから」とか,「一生に1度だから」とか,「最後のお送りだから」とか,そういう気持ちが生じるのは仕方ないし,何かと料金を気にするとケチっているようで良い気持ちではないのも分かるが,「だからといってこれにこの料金をかけるのが適切かどうか」は一旦冷静になって考えてみないと,あれよあれよと金額がかさんでしまう。お金が有り余っているなら別だが。私が考える葬祭業等のビジネスモデルは,元々の料金設定を高めにし,互助会に加入することで正規料金が割引になるとして会員を募集し入会させ,一旦入会したら途中解約をすると損をする設定(今回の裁判で争点となった条項)にすることで客の囲い込みをしている,というものではないかと個人的には考えている。まあ,当たらずとも遠からずだろう。

2011年12月10日(土)
土曜日のこと

土曜は鹿児島県霧島市の国分というところに行った。寒かった。土産は黄色と,打撲と,手指と膝の捻挫。いろんな意味で得たものは多かった。己を試し,己を省みるいい機会。これからも課題を持って,自分自身にチャレンジ。ただ,この怪我じゃ,当分猟には行けないかな。

2011年11月28日(月)
紅葉

土曜の午後,麓の城跡(球磨郡あさぎり町上)に紅葉を観に行く。いつもは余り人はいないのだが,雨続きの中での晴れの週末で結構人が行き来していた。弁当を食べている家族連れも。肝心の紅葉は今ひとつで,紅葉の絨毯もまだまだだった。赤くなりきれてないものも多いが,他方でもう枯れかけている紅葉もあった。その分色とりどりではあったが。やっぱり,一気に寒くならないと赤くはならない。寒くなったり暖かくなったりでは,ねぇ。

2011年11月22日(火)
狩猟開始

今期の狩猟開始(猟記録はこちら)。1回目の猟で鹿を撃った。前期は,1回目,2回目の猟で鹿を撃っているから,猟期はじめは鹿を撃ちやすい。猟期を重ねる毎に腕が上がっているのを自覚する。唯一の懸念は,矢先をよく確認もしないハンターに撃たれる危険だけだな。ホント,それだけ。

2011年11月16日(水)
狩りのとき

昨日,11月15日から,狩猟解禁。でも平日だから猟には行けず。行けるとしても今週末か。まだ何にも計画は立てていない。こんな行き当たりばったりではうまく行くはずもないが,そうはいっても名案は簡単には浮かばない。まあ,初めの頃は,山を歩くだけでも良しとするか。山に慣れるのが先。慣れないうちにあれもこれもとやるのは怪我の元。焦りは禁物。ただなぁ,山に入って歩き続けても既に猟犬が走り回っていれば鹿を獲れる確率はほとんどなくなる。猟犬が来ないところで人が歩ける場所は・・・ないなぁ。

2011年11月4日(金)
えびの高原池巡り

11月3日,宮崎県と鹿児島県の県境にある,えびの高原の池巡りに行ってきた。少々霧雨が降り,霧で視界は最悪。池はほとんど見えない。あんまりいい状況ではなかったが,霧の山道は独特の風情がある。歩く人も多い。久しぶりに自然の中を歩いた気がする。紅葉を見るには少し遅かったか。昼近くになると少し晴れ間も出てきて視界が利くようになった。帰りの道端,鹿がいっぱいいた。車も人も物怖じしない。近づいても逃げる様子すらなく,数十㎝の距離から写真を撮っても逃げるどころか全く動かない。なんというだらけきった鹿達か。確かに野生の鹿なんだが,これが普通だと思われても困る。猟場での鹿は見ることすら簡単ではないのに。

2011年11月2日(水)
出張法律相談

うちではもう何年も前から当たり前のようにやっていた出張相談,あまりにも当たり前だと思っていたが故にわざわざ広告もしていないしホームページにも記載してはいなかったが,ここ最近,「出張法律相談始めました」とか,「出張相談対応」などをうたう法律事務所を見るようになった。・・・・そうか,出張相談はそんな特別なものだったのか・・・・。知らなかった・・・。うちのホームページでも「出張法律相談しております」などと書くべきか?でも,がっついているようでなんかやだなぁ。でもそんなこと言ってられないかなぁ。弁護士業界ももはや仁義なき闘いに入っていて,仕事の取り合いだからなぁ。埋もれている,潜在的な需要なんて,どこにあるんだろうなぁ。ただ仕事の取り合いをやってるだけなんだけどなぁ。弁護士業界も世知辛くなったなぁ。弁護士業界もやっと世間並みになったということなのか?これを嫌がるのは甘えなのかなぁ?

2011年11月1日(火)
人間ドック

午前中は毎年11月に行っている人間ドックで検診。今年は大腸カメラと胃カメラはやめて,代わりにバリウム飲んで胃のX線撮影。バリウム飲むのは初めてだったが,確かに飲みにくいな。でも,胃カメラよりずっと負担が軽い。体調は去年よりもいいと思う。体重も変化無し。脂肪は減っている(はず)。40歳まであと1年半ほど。40は不惑だったっけ?人間的に成長していない己を省みるにつけ,体だけは何とか維持しなければと思う。

2011年10月25日(火)
心誘われ

今日はずいぶんと気温が低く,吹く風もドキッとするくらい冷たい。冷たい風に頬をなぶられると,どうしても,狩りの季節が来たことを意識させられてしまう。最近山には行っていない。木々はどんなだろうか。

2011年10月17日(月)
Sunset

日曜午後,宇土の長浜(干潟)に行った。中潮で,干潮時から数十分過ぎていたので,最高のコンディションで干潟を見られた訳ではないが,天気もさほど悪くはなく,いい景色を見られた。